機材の運搬

ロングハウススタジオは京都の会社ですが、関西一円のみならず、全国各地で出張制作を承っています。そうした中で「撮影機材をどの様に輸送しているのか」とお訊ねになるお客様が多いことに気付きました。せっかくの機会ですので、その一部をご紹介します。

まず、最小の構成はこのような頑丈なキャリーケース1個になります。
3辺の長さの合計が114cm以内であり、ほとんどの航空機の機内に持ち込むことが可能です。
精密機器であるカメラは機内預け荷物となることを避けるため、またリチウムイオンバッテリーはそもそも預け入れ不可のため、可能な限りケース内に詰め込みます。

では、中を開けてみましょう。
外は分厚い強化樹脂で覆われ、その中には柔らかいウレタンフォームが敷き詰められており、衝撃から機材を保護しています。
ケース自体の重量は4.7kgありますが、スペック上は乗用車で踏みつけても破壊されることは無く、更に防水・防塵設計となっており、屋外での運搬も問題ありません。
フォームの形状は機材に合わせて、弊社で独自にカットし、カメラボディや交換用レンズ、バッテリーや外付けマイク等のアクセサリー類が収納できるようになっています。
また、詰め込んでも重量は10kgを少し切る位で収まり、航空機内への持込制限に引っかかることもありません。

そして、これらの輸送は基本的にはスタッフ自ら行います。
遠方の場合や機材量が膨大な場合は、一部機材を厳重に梱包して宅配便で事前に輸送しておくこともあります。

冒頭の写真はスタッフが全て飛行機に手持ちで積み込み、輸送した時のものです。
折しも台風21号の通過直後の撮影となり、関西発の航空便での宅配サービスが利用できず、やむなく1人でこの量を…
国内でしかも保険に加入しているとは言え、置き引き対策や空港内でのハンドリングには非常に神経を遣う場面です。

自動車のラゲッジルームにも積み込んでみました。
全長4.4m級の小型SUVです。
左のリモワは機内預け用として、右のケースに入りきらなかった物や精密機器ではない機材類を収納しています。
手前にはビデオ三脚があり、付属のソフトケースの外側から更にプチプチシートで梱包して二重に保護しています。
これらに加え、小型機材のケースが1つ、スタッフの私用スーツケースが1〜2個入り、ラゲッジルームは目一杯です。

これ以上の規模の場合はリアシートを倒し、台車も積み込んで車〜撮影場所間の運搬に用いたりすることもあります。

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